IRP Rider

ほとんどゆっくり、時に速く

釜石~宮古~釜石

11月5日(土)

 

朝4時に出発して岩手県釜石市を目指す。

車の後部座席には自転車が積み込んである。

 

今回は、仕事絡みで東日本大震災の被災地での活動、並びに現状視察をするのが目的。

私は視察組なのだが、他に同行者がいないので自転車で巡ることにした。

その方がいろいろじっくりと見て回れる。

 

釜石に到着したのは7時頃。

カーナビを頼りに駐車場を探すが、ナビに入っている地図が震災前の物のため、当時とは少し様子が異なっている。

いたるところがバリケード囲ってあり、土を慣らしただけの荒れ地となっている。

 

新しくできたイオンの有料駐車場に車を停めて準備する。

コース的に料金は700~800円くらいか。

 

8時前にスタート。

少し肌寒いが、日中は18℃くらいまで上がる予報。

予定しているコースは、釜石~宮古~釜石の往復150㎞弱の行程。

朝の時間帯は比較的交通量も少なかったが大型ダンプの往来が多い。

途中いくつかあるトンネルはできるだけ回避したいところ。

そして土砂の運搬、現場の出入りなどで路肩には砂や小石が多数。

いろいろと注意が必要だ。

 

釜石を抜けると大槌町

海沿いの以前は家が立ち並んでいたであろう土地にはほとんどが空地の状態。

 

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震災の爪痕も・・・

 

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いまだに仮設の店舗で営業しているお店が数多く並んでいる。

 

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その仮設店舗から道路を挟んで海側には巨大な堤防工事中。

 

大槌町を抜けると山田町。

海沿いのアップダウン、そして回避ルートのないトンネル。

路肩の砂利と大型ダンプとトンネルと・・・油断ならない時間が続く。

そして山田町も大槌町と同じような状況だった。

 

ようやく宮古に入る。

宮古の街中はこれまでの2つの町とはずいぶん違う。

それなりに店も建物しっかりしているというイメージだった。

どこかで軽く食事を・・・と思ったが、なかなか良いところが見つからず、コンビニで適当に済ませることに。

 

宮古で折り返して再び釜石を目指す。

宮古の街中を出て津軽石というところから重茂半島に入る。

 

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重茂半島内の非常時用の防潮堤。

通常時はゲートが開いているが、非常時は閉ざされるようだ。

 

しばらく海を眺めながらフラットな道を走る。

そこからは4つほど峠を越える羽目になった。

 峠を1つ越えるたびに漁村が現れる。

国道に出るのにどこか抜け道があるのか?それともこの峠を走って出るしかないのか??かなり不便な場所だ。

 

半島をぐるっと35㎞ほど走ってようやく国道に戻ってきた。

釜石までは残り約40㎞。

久しぶりに100㎞以上走っているので身体が辛い。

朝よりも交通量が多い。

道行く車が巻き上げる砂で一帯が白く曇っている。

自転車のフレームも少し粉っぽい。

 

釜石まで戻り147㎞のライド終了。

そこから本日の宿、平泉まで120㎞ほどの車移動。

そして懇親会・・・さすがに懇親会途中で寝落ちした・・・

 

明日は身体が許せば気仙沼陸前高田を走って見てこよう。