IRP Rider

ほとんどゆっくり、時に速く

南郷〜和束町〜信楽〜南郷

出張の合間、嫁さんの実家に寄生中。

今回は嫁さんが一緒ではないので帰省ではなく、文字通り寄生中なわけである。

4日ほど合間の時間があるので自転車に乗ることにした。

 

その前に大津市内の自転車店でスペシャのサドルを購入。

Power ARC

 

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普通のサドルに比べたら3cmほど先端が短い。

座面は好みの形状。

以前、先代のPowerを使ってみたことがあるのだが、その時はなんとなく合わなくて人に譲ってしまった。

果たして今回は・・・??

 

今回は、滋賀県から山越えで京都の和束町という所に日本茶を飲みに行く。

嫁さんの実家からだと往復で+80kmになるので車で滋賀県の南郷まで行き、1日停めても300円という駐車場にピットイン。

駐車場で買ったばかりのサドルを交換。

説明書には「いつも使ってるサドルより先端を3cm下げとけ」と書いてある。

なんとなくこんなもんかという辺りにセット。

 

最後に自転車乗ったのがちょうど1ヶ月前なので体力的に不安しかないが、気楽に行こうと走り出す。

瀬田川を渡り、小山を越えてまずは宇治田原へ。

緩やかな勾配のダラダラとした上り坂。

それほど一生懸命走っているわけでもないのだが、目に飛び込んでくる心拍と出力の数値が痛々しい。

そして異様なほどに自転車が走らない。

フォームが辛い。

緩やかな坂を激坂の如く走る。

 

宇治田原も茶の産地なのでここでも日本茶は楽しめるのだろうが、心を鬼にしてもう一山越えて和束町へ向かうのだ。

この山越えは以前逆側から上ったことがある。

その時はかなり辛い思いをした記憶が・・・

もっともあの時はさらに向こうの柳生まで行った帰りとかだったっけ。

 

ここの上りも比較的緩やか。

所々10%くらいの箇所がある程度だろうか。

車通りもほとんどないので走っていて快適なのだが、今日は体感的強度は極めて不快。

これは元に戻せるのか?というくらいに弱い。

逆に言えば鍛え甲斐のあるコンディションというわけだ。

 

途中、本気で足をついて休もうかと思うこと頻り、ようやくピークを通過。

そしてその先には1人の警察官の姿。

 

「通行止です」

・・・

 

話を聞くと、この先の下りでトラックが事故っていて現在引き上げ作業中らしい。

現場と2、3交信した後、しばらく待つことになるかも知らんけど、それでもいいなら通ってよしと・・・

戻って別の道を上り直すのも嫌なので進ませてもらう。

 

クネクネとしばらく下った所にそのトラックはいた。

居眠りだろうか?

九十九折りを曲がらずに真っ直ぐ突っ込んでいらっしゃる。

先ほどの交信相手と思しき若い警察官が「まぁこんな状況です・・・」と。

これは結構かかるかも・・・と思っていたが、作業を中断してその脇を通してくれた。

申し訳ない。

 

下り終えた所に目的の日本茶カフェはある。

 

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逆光で写真が暗い・・・

ここにもサイクルラックが設置されている。

 

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全部で10種類くらいあったリストから2つほどチョイスして飲んでみた。

小さな湯のみで3杯ほど飲めて、お湯のおかわりは可能。

写真のセットで茶葉にもよるが300円〜350円ほどだ。

1杯目に飲んだのは若い葉っぱの方で甘みがある。

写真は2杯目、茎の方で全体的に葉っぱほどの甘味はないがまろやか。

普段、ペットボトルの茶を飲むことばかりだが、急須で淹れる日本茶も美味いものだ。

 

お茶を飲んだ後は、その向かい側にある安積親王陵墓を見学。

 

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茶畑の中にこんもり古墳が聳えている。

亡くなった際の都である恭仁京跡ももう少し足を伸ばした先にあるのだが本日は割愛。

 

帰路は信楽方面を経由して帰る。

和束川沿いの県道5号を茶畑を眺めながら走る。

流石は茶の産地。どこもかしこも茶畑。

 

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国道307号との合流を目指すのだが、しんどいので途中で少しショートカット。

ショートカットせずに走ると何やら楽しげな場所があるようで・・・

MTB持ってたら行ってみたいな。

 

ショートカットするためにはまた少々上らなければならない。

この上りも緩やかなのだが相変わらず走らない。

力自体が落ちているのは言わずもがななのだが、それ以上に力が上手く伝えられていない感が凄い。

サドルの位置を疑い始める。

 

国道に合流して信楽に少しだけ入る。

走っているとMIHOミュージアムの看板もちらほら見える。

まだ行ったことないので行ってみたいが、今日は無理だぁ〜

国道を走り再び宇治田原に。

後ひと丘越えれば帰れる。

 

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丘の頂上付近にある神社。

こぶとりの神様。

小太りの神様・・・私のことか??

くだらないことを考えながらスタート地点の駐車場に到着。

尋常じゃない疲れとともに帰宅。

60kmほどしかないのに最後脚攣りかけたぞ・・・